~ドクターキムの恵比寿☆四方山日記~


by egdc2004
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カテゴリ:予防歯科( 5 )

皆さんが思う<歯医者像>、実は大外れですよ。
我々も国民の皆様にとっても、<予防こそが答え>なのです!

川邉 研次先生の説明です:

歯医者さんの平均収益がなんと21位。
実際これは事実だと思われます。

職業別年収サーチ

歯科が人気が無いのも当たり前で、
一人平均一時間2.5万円が世界的な標準の治療費の様ですが
日本ではたった16000円で、しかも機械器具は他の国よりも格段に高い
そして、その16000円ですら、一人の料金ではなく、4名から5名の料金。
時間給2000円台が歯科医師の時給です。
これで保険医療機関で最新の機器を取り入れてほしいという国民の要望は無理でしょう。
最新の機器を入れた歯科医院はよほどのあくどいことでもしない限りは無理。

なぜお医者さんも、歯医者さんも余程の高額医療でない限り
時間を費やせないのがわかりますよね。
実際の収益はスタッフの給与、機械の消費なども含めれば、
時間給は3000円以内でしょう。

一日一人の歯科医師が最大に治療ができるのは、
平均10名と言われます。日本ではその3倍は診ないといけません。

治療内容、素材が経済的な理由だけで決められています。
時間効率から、患者さんとの心からのお付き合いで、
治療を行わない予防医療を中心にしたいという意見は、
ほとんどの歯科医師が望んでいます。
(保険で行うことは法律で出来ません。医科も同じです)

国民が、望まないからと国は言い逃れますが、
わたしの医院では、絶対に国が治療ではなく、
予防を運営して欲しいと、患者さんか言われます。
それも20年以上予防にかよっていらっしゃる方が言われます。
(かわべ歯科は10年以上通院の方は70%以上です。)

治療に対しては民間保険が行うべきという意見が多いようです。
歯科医療は国民の健康を守る上で、
最も大事な呼吸と消化に関わっている入り口です。

健康の番人が歯科医療だと思います。
せめて弁護士程度の収益があれば、もっと予防は浸透するはずです。

今、歯を削って入れて、歯を抜いて、入れる、という歯科医療が、
金属の高沸で大きくその収益源を骨抜きにされています。
この時期に一気に国民が予防の必要性を声にすれば、国は動きます。

歯科医師の私どもがいくら予防を行いたいと言っても国は全く動きません。

ぜひ、この時に国民から予防を歯科医療の全てにと。。。
ご協力いただきたいとおもいます。

治療をして収益を得るという時代は終わりにし、
国民の健康を守って収益を上げる
本来の歯科医療のあり方を伝えたいと思います。

恵比寿ガーデンデンタルクリニック
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by egdc2004 | 2013-02-16 13:39 | 予防歯科
2012年も残すところ2週間あまり。
今年1年を振り返ると、世相や政治・経済ともに混迷が深まっているようです。

いつの世に生まれるか、それは運命としか言いようがありませんが、
簡単に変えられるものがあります。

それは<自分>です。

もっとも経済的で手間がかからず、乱世や暗い世間でも見方を変えられる。
つまり世の中を変えるのは大変だけれど、
アンタは変えられるでしょ、ということですね。

<元気ですかーっ!?>といってビンタを張るのが得意な方がいますね。
更に、<元気であれば何でも出来る・・・>と続きます。

中々いいこというな~と思うわけです。

何故なら言い方を変えれば、<健康でさえあれば、あとはどうってことない>。
これは普遍的な真理だと考えるからです。

世の中が変わらないから、もう駄目だ、と自殺するのは勿体無いことですね。
いずれ間違いなく三途の川を渡るときがくるわけですから・・・。

さあ、ここからが本題です。
ではどうすれば健康で自立した人生を送れるか。
ただし、重篤な基礎疾患があることは除外してですよ。

答えは~<なんでもむしゃむしゃ食べられるくらいの歯がちゃんとあること>
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簡単ですね、食べられなければ本来動物は生きていけません。

<寝たきり>率があがり、自立した生活を営むことが困難になる。
これに尽きます、結果的に介護や医療費などで経済的にも逼迫します。

2~3分の歯ブラシでは結果的に何もしな人と、
残存歯数は変わらないというデータがあります。
スウェーデンが定期的メンテナンスを義務化した理由です。

みなさんも是非、定期的メンテナンスに目を向けてみてください。
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by egdc2004 | 2012-12-15 11:34 | 予防歯科
11月も残すところあと1週間。
気候は完全に冬型気圧配置になり、
インフルエンザの季節が毎年のお決まりごととしてやって来ます。

前回、100歳が当たり前の時代だと書きましたが、
なにも自然にそうなるわけではありません。

先日、両親の知人のご尊父について、
自宅での大往生のお話を聞きました。

<それはスゴイ!>と異口同音の歓声。

いまでは病院で散々死を引き伸ばされた挙句、
死ぬほうも看取るほうもクタクタになりながらご臨終を迎えるのです。
自宅で死んだら近所は猜疑の目で観るわ、警察は来るわ、
事情聴取に近いことはされるわで、大騒ぎになるわけです。
案の定、息子さんは憔悴しきっていたそうです。
一切の手当てを拒んだ当人は<最後の侍>だと周りから称えられたとか。

さて、長生きが当たり前な理由の一端は上記のごとく。
では如何に自立した老後を送るか?が本題にこめられています。

ズバリ、<それは歯>です。

<歯のない状態での長生き>
それがいまの日本の長寿であり、莫大な医療費とともに深刻な問題なのです。

何故ならば、歯のない無歯顎に近くなると、<寝たきり率>が上がるからです。
それによる経済的損失は2000万円から3000万円との試算が出され、
スウェーデンでは、1970年代に国家をあげて大規模な予防プログラムが導入されました。

その結果、今では80歳で、28本中 25本の歯が残せるようになったのです。
ひるがえって日本はどうか・・・

28本中 約9本・・・

これが日本の現状です。
スウェーデンはその後予防先進国としてその名を馳せましたが、
日本は先進国の中で歯の状態が非常に良くないとの残念な評判が・・・。

そう、日本は既に半世紀近く後れを取っているのです。
う~む、時すでに遅しなのでしょうか。

次回は日本の予防歯科の未来について考えてみます。

恵比寿ガーデンデンタルクリニック

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ペール・アクセルソン博士
Prof. Axelsson D.D.S.,ph.D.
元カールスタッド市歯科保健センター所長、スウェーデン王立イエテボリ大学歯学部予防歯科 主任教授。

“本当のPMTC”の提唱者。スウェーデン・カールスタッドでの30年にわたる臨床研究を通して、「成人でも97.7%歯を守れる」事実を証明。講演、執筆活動を通して、PMTCを中心とした予防歯科の普及に取り組み、“ミスター・プリベンション”と呼ばれる。オーラルケアは、博士とのパートナーシップによって、日本へPMTCの概念を持ち込みました。 ~出典: オーラルケア HPより~
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by egdc2004 | 2012-11-24 16:45 | 予防歯科

人生100年の時代に

2012年も残すところ2ヶ月をきりました。
今日も穏やかな晴天のもと無事一日が終わりました。

養老孟司さんが書いた<無思想の発見>という、
私にとって大変衝撃的な本があります。
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珍しく堅いタイトルだったこともあり、
あまり話題にはなりませんでしたが、
日本で生まれ育ち、ずっと疑問だったことの根本が、
まさに<目からウロコ>が落ちるように納得できたからです。
<バカの壁>より、数倍ガツンとやられたわけです。

西洋の代表的言語の英語などでは、
必ず<I speak Japanese>と主語を使います。
つまり<不変の自己>を信じて疑わない思想があります。

他方、日本人が1人称として使う、
主語のややこしさが書かれています。
例えば関西では相手のことを<自分>といい、
おばさんが小さい子に向かって<僕ちゃん、大丈夫?>、
あるいは殆ど主語を省いて会話が成り立ってしまいます。
<そんなこと言わなくったってわかってるよ>
但し、永遠不変どころじゃない、<諸行無常>だと。
そう、日本の底流にある考え方は<お釈迦様>だよ、
みんなが意識してないほどに、深く根付いているよ、と。

つまり、今日本で当たり前と思われている、
西洋的個人主義に筆者は疑問を持つわけです。
<永遠不変の自己>なんてどこにもないじゃないか、と。
そんなことは<年を取ればいやでも>わかる、と。

解剖学者である科学的な目は、
1年も経たないうちに人間の体は更新される、
しかも人生の1/3は寝ていて意識がない。
途切れ途切れの意識をつないで、
<自分だと思っている>に過ぎない、と説きます。

変わらないものなど何もない、
物質である限り変化(老化)し滅びる(死ぬ)。
ましてや季節が移ろうように人の心も変わる。
そこに思い至れば、
色んなことが受入れられそうです。

医療技術の進歩で、
寿命は飛躍的に延びていくでしょう。
けれども、世間をみれば不機嫌な人が増え、
経済で万事が推し量られるようになりそうです。

今一度、我々が幼かった頃のような、
何も言わなくても通じ合える<深い確信>の世間に
もう一度心を向けてみてはどうでしょうか。
家族や地域、社会関係が壊れそうないまこそ、
最良の原点を見つめ直したいものです。
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by egdc2004 | 2012-11-09 21:38 | 予防歯科
暑さが和らぐといわれる処暑が過ぎても、
圧倒的な灼熱の日々が続く日本列島。
それでも夜風はオータム・ブリーズ、秋の気配が漂っています。

さて、今月のEGDCホームページリニューアルでもっとも訴えたかったこと、
それは<予防の大切さ>です。

先の東北大震災や過去の阪神大震災でも、
災害の後でもっとも問題になったのが、
お口の中の清掃不良が引き起こす肺炎による多数死でした。
3.11後、神戸の方々が急いで送ったのが歯ブラシだったのはこのためです。

今回はむし歯や歯周病から心内膜炎や糖尿病Ⅱ型などの疾患を引き起こす、
お口の中の細菌の恐ろしさを是非知っていただきたいと思います。

~川邉 研次先生からの写真と説明文です。~
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「あなたはうんち食べたことがありますか・・・と聞くと、
ほとんどの方はNOと応えます.
なぜ歯が無くなるのか~たった1ミリ程度の口の中のバイキンの塊(歯垢)が、
命まで落とす大きな病気と関係しています.

胃潰瘍を起こすピロリ菌も口の中のバイキンの一つです.
一ミリでうんち一本分に匹敵するバイキンが口の中にいるのです.
ほとんど自身の歯磨き程度では、例えば虫歯が今までできた人、
治療してしまった人、そしてその方に子供さんができたら・・・。

この細菌は頑張って何時間も歯ブラシでとっても、また3分経つと繁殖し始め、
16時間から72時間で熟成したバイキンの塊が口の中にできるのです.

予防はただ歯石をとったり、歯ブラシの練習ではなく、生涯を通して、
虫歯も歯周病もならない自分を作り上げる唯一の治療方法で、
テクニックではなく、知識と習慣です.
ですから専門の予防医療機関への通院が必要なのです.」

少し長くなりましたが、少しでも予防に対する理解が深まれば幸いです。

恵比寿ガーデンデンタルクリニック
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by egdc2004 | 2012-08-24 18:59 | 予防歯科